アードベッグウーガダールに次ぐ第3主力!
コリーブレッカンとは、ヨーロッパ最大の大渦潮の発生する海峡です。スコットランド西岸沖にあるヘブリディーズ諸島の中にあるアイラ島とジュラ島のそばにあり、ケルトの伝説においても登場してきます。この大渦潮コリーブレッカンは、あらゆるアイラモルトの中でも最もピーティーでスモーキーな「アードベッグ」ー“アイラの自由な魂、ありのままのスピリッツ”と同じく、荒々しく、磁力のように人をひきつけて話さない魅力を持っているのです。
「試作は1999年に開始し、フレンチオーク樽でじっくりと熟成させた原酒が生まれました。これが、「アードベッグコリーブレッカン」の奥深い複雑な個性、口腔をくすぐるようなスパイスの刺激、豊かで甘いフルーティーな香りを生み出す核となっています」(蒸留・製造総責任者 ビル・ラムズデン博士)
◆香り
力強いアロマ。ダークチョコレート、ブラックカラントや土の香りの松葉の香り。加水すると、スモークベーコン、クローブ、ブルーベリー、糖蜜、メントール。
◆味
コショウのような刺激、エスプレッソコーヒー、赤い果実とウイキョウのフレーバー
◆フィニッシュ
濃いブラックコーヒー、チョコレートコーティングしたチェリー、ホットペッパーソースの長い余韻
※20歳未満の未成の購入や飲酒は法律で禁止されています。代理購入もできません。
◆SCOTCH WHISKY-DATA
名称 |
アードベッグ コリーブレッカン/ARdbeG Corryvreckan |
アルコール度数 |
57.1% |
容量 |
700ml |
蒸留所 |
アードベッグ蒸留所 |
◆アードベッグ蒸留所の歴史
アードベッグ蒸留所の正式な創業は1815年ですが、密造酒が造られていた時代もあり、1794年という説もあります。一時期閉鎖されていましたが、1989年から創業を再開し、1997年からグレンモーレンジが所有しています。そのため、アードベッグ10年のオフィシャル・ボトルは一度終売になっていましたが、2000年から再発売となりました。再開以前のアードベッグ蒸留所は、麦芽乾燥塔に換気装置がなく、それにより、かなり強烈なピート香のするウイスキーを造っていましたが、ブレンダーに敬遠されたそうで、再開後は自社での麦芽乾燥をしなくなったそうです。当然、以前の物よりは少し大人しくなった感じがしますが、親会社のモーレンジの流れを汲んだ味わいが加わり、きれいなモルトとなりました。